料理って、素材そのままより食べやすく、栄養をより消化吸収しやすくする技術だと思うんです。
古くは米を煮たり、小麦粉を練って焼いてパンにしたり、練って煮てうどんにしたり。もっと文明が発達すると、調味料を発明して使い出すんですね。
人間が作った最古の調味料が酢と言われてますが、これが感心するんです。何度も言ってますが、鉄分の吸収には酢は欠かせないと思ってます。
昔の人はそれを知っていたのかどうか分かりませんが(多分知ってはいない)鉄分がありそうな食材と良い組み合わせであることは潜在的に知っていたのでしょう。
例えば中華料理の酢豚。これはいい酢料理のトップレベルだと思います。日本式の酢豚と本場とは随分違うみたいですが、酢料理としては同じです。
和食だと南蛮漬けですね。アジフライの梅肉ソースは酢ではないですが、梅肉のクエン酸が同じ働きです。どっちも厳密には和食ではないでしょうけど。
アメリカだと辛酸っぱい手羽先料理のバッファローウイング。辛さが胃を活発にするのもいいですね。アメリカはタバスコもありますね。いい調味料だと思います。
こぼれ話。酢というのはお酒作るのにしっぱいして出来たそうです。しっぱいして酸っぱいになったんですね。