病気の影響でお腹に水が溜まった事があって、塩分を厳し目に控えた事があります。それで色々考えさせられました。
いかに人が味に頼っているかが分かりましたね。特に塩味があるから料理を楽しんで食べられてるんであって、塩味がなければ食事が苦痛になるだろうと。
これが当たり前になってだんだん塩を濃くしてしまう。マヒしてるんですね。こうなると病気をしないと薄味に戻れなくなりますね。
薄味に慣れると、味覚が敏感になって素材の味からいろんなストーリーを感じる事ができましたね。魚を食べると海の味がして、猟師のおっちゃんの笑顔が浮かんだりしましたよ。野菜を食べると土の味がします。
だから人に料理を提供する立場の人に試してもらいたいのは、後で塩足してもいいから、薄味の料理を最初に提供する試み。かなりひんしゅくを買いそうですけどね。
ちなみに、塩足らんはハンガリー語でもシオタランです。