gtsschoolのブログ

鉄欠乏性貧血にまつわるアレコレをお話しています。

鉄分補給に良くない又はそれ程有効ではない飲食物

せっかく補給した鉄分を吸収しにくくする物はコーヒーやお茶などです。カフェインの利尿作用で出て行ってしまいます。その他、お茶のタンニンは鉄分とくっついて吸収が悪いものになってしまいます。麦茶ならいいでしょう。

 

昔から鉄分補給に良いと言われてたのに、実はそれほどでもないものは、ひじき、プルーン、ほうれん草などです。確かに、ひじきの煮物に鉄分が多かった時代はありましたが、それは昔は食品加工会社が鉄鍋を使っていたからなので、鉄鍋を使っていない現在はそれ程でもありません。でも体に良いことは確かでしょうから、控える必要はないでしょう。

 

プルーンはなぜか鉄分が多い事で有名でしたが、これもそれ程でもありません。

 

最後にほうれん草ですが、実は小松菜などの方が鉄分は多いです。しかし赤血球を作る働きをする葉酸やビタミンなどは豊富なので、鉄分補給目的ではなく、血を作る目的では有効なので、上手に摂りましょう。

鉄欠乏性貧血の症状

どっかから拾ってきた情報を載せるよりは、実体験を書いた方がいいだろうと思いましたので、思い出しながら書いてみます。

 

まず最初に気づいた症状は、大して動いてないのに肩で息をしていました。一生懸命呼吸をしても、空振りのような感じで楽になりませんでした。体も頭も動かず、ごみ集めして捨てに行くのが大変な大仕事になりました。このあたりで只事ではないと感じました。

 

対策する必要も感じて色々スタミナ食なども試しましたが、(この時はまだ鉄欠乏性貧血とはつゆ知らず)効果はまったくなく、トイレに行こうと立ち上がろうと思ってから実際に立ち上がるまで30分かかるようになってしまい、部屋に帰って横になると心臓が異常に忙しい感じになっていました。動悸です。

 

どう考えてもおかしいと感じた家族に病院に連れられて鉄欠乏性貧血と分かりました。

 

それから検索などで色々調べて、下まぶたをめくって白かったら鉄欠乏性貧血の疑いありと書いてありました。鏡で確かめてみたら真っ白でした。あとやたら氷を食べたくなったりするともありました。そういえばアイスをよく食べていました。爪が反り返ってスプーン状になるともありましたが、これは私はなりませんでした。

 

体がやたら辛い、眠い、心臓が忙しいと感じたら検査を受けた方が絶対いいです。ひどくなったら行けばいいと思って、いざひどくなったら歩く事さえできません。

鉄欠乏性貧血になりやすい人

最も鉄欠乏性貧血になりやすい原因として、まず考えられるのは出血で鉄を失ってしまう事です。だから女性は生理によってとても鉄欠乏性貧血になりやすいです。その他、消化管の潰瘍からの出血でも鉄欠乏性貧血になりやすいです。怖い原因としては癌でも起こる事があります。外傷からの大量出血でももちろんなります。

 

上記がマイナスによる原因で、プラスが足りないのも原因となります。

 

肉類をあまり食べない人がまず考えられます。肉食が好みでない人、ダイエットで避けている人、宗教上の問題で食べられない人などは、常に鉄欠乏性貧血の危険にさらされます。

 

プラスが足りなくなる難しい問題としては、鉄分を摂っても吸収がとても悪いという事があります。ただでさえ吸収が悪いのにコーヒーやお茶をよく飲む人は更に吸収が悪くなってしまいます。

吸収をよくする為にはクエン酸や酢酸などのすっぱい食品を摂ると良いのですが、酸味が苦手な人は意外と多いように思います。